国定病院薬剤師の佐藤です。
暑さが落ち着き、すっかり秋らしくなってきました。気候が良いので行楽に出ていかれる方も多いかと思います。
食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ここで注意したいのは秋は「空き巣の秋」でもあるのです。警察庁の調査では、10月は空き巣の件数が最も多いという結果になっています。
その理由は以下の通りです。
・気候が良いので鍵をかけていないことが多い。
・日の入りが早くなってくる。
・旅行などで家を留守にすることが多い。
その3点だそうです。
そのため外出の際は家に鍵をかけて出かけなければなりません。最近の鍵は、どの施錠メーカーもピッキング対策が進んでおり、ピッキングされにくい構造になっています。
しかし空き巣はピッキングが不可能とみると、SNSに映っている鍵のシリアルナンバーから合いかぎを作り、SNSから個人の住所を特定して、空き巣に侵入します。
SNSの投稿内容も注意が必要です。
SNSに「海外旅行中です」というハッシュタグで画像をアップした場合、それは「今私の家には誰もいません」と言っているようなものです。その間に自宅へと空き巣ウェルカムな状態となっているのです。
SNSが普及していなかった20年と比べ、現在はちょっとしたことで個人情報が流出してしまします。
まさに「壁に耳あり障子に目あり、街中にSNSあり、国定病院に佐藤あり」と、気軽に旅行に行くことすら困難になっている時代となっています。
これから旅行に行かれる方は施錠をしっかりとするとともに、SNSをされる方は細心の注意をもって投稿してください。
原稿を書き終えたので、わたしは近くの山に登ってきます。(← こういう書き込みが危ないのです)