こんにちは！放射線科です。

今日は私たち診療放射線技師についてお話ししたいと思います！

 

まず診療放射線技師とは、医師の指示に基づいて放射線を使った検査や治療を行う医療技術者のことを言います。

当院では、一般撮影検査・透視検査・CT検査を主に行っています。

 

 

■一般撮影検査

いわゆる「レントゲン」や「単純撮影」と呼ばれる検査のことで、胸部・腹部をはじめ全身の骨等をX線を利用して撮影します。

他の放射線検査と比較して、簡便にかつ迅速に画像を提供することができるため、最初の診断に用いられることが多いです。

骨密度の検査もX線を利用して骨の量を測ります。当院では、DIP法という手のひらを撮影して骨密度を算出する検査を行っています。

他にも検査室までの移動が困難な入院患者様のために、ポータブル式のＸ線撮影装置を使用して病室での撮影を行ったり、胸部検診車にて事業所へ出向き、胸部撮影を行う健診業務も行っています。

 

 

■Ｘ線透視検査

　主に胃透視の検査を行っています。胃透視検査ではバリウムを飲んでいただき、胃の中に薄く広げて胃の形や表面の凹凸をレントゲンで観察します。食道の通過状態を見るのにもバリウムを使って透視観察をします。

　他にも腸の動きを見たり、血管にカテーテルを入れる際の確認をしたりするのにも透視撮影が行われます。

 

 

■ＣＴ検査

　Ｘ線を利用して体のいろんな部位を輪切りにした写真を撮影することができ、血管や心臓・肺・腹部臓器など身体のより細かな情報を得ることができます。

　ベッド（検査台）に寝た状態で検査を行い、大体5～10分程度で撮影も終わるため、患者様への負担も少ないです。

　検査部位や目的によっては造影剤を使用し、血管や病巣をよりくわしく検査することもあります。

 

 

以上が主に私たちが行っているお仕事の内容です。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

技師は２名と少数ですが、患者様に安心して検査を受けていただけることを日々の業務の中で常に心がけています。

もし検査について不安に思ったこと、疑問に思ったことなどがございましたら、お気軽に声をかけてくださいね！

 

今後は他の職種のお仕事も紹介していきたいと思っています。

楽しみにしてくださいね！

 

暑い日が続いています。みなさん熱中症には十分お気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。