こんにちは。臨床検査科の仕事について紹介いたします。
臨床検査は、病気の診断や治療方針の決定、経過観察などの目的で行われます。
臨床検査には、『検体検査』と『生理機能検査』があります。
▶検体検査
・患者さんから採取された血液や尿、細胞などを調べる検査です。
・様々な検査機器を用いて各種成分の濃度を数値化したり、顕微鏡で細胞の異常などを観察したりします。
・インフルエンザやコロナの検査もしています。
白血球や赤血球の数を測定し、炎症や
貧血、出血の度合いを調べます。
肝機能や腎機能、脂質、糖などを調べます。
炎症反応や、糖尿病かどうかを調べます。
インフルエンザやコロナにかかっているか調べます。
尿中の細胞を鑑別したり、細菌がいるか顕微鏡で見ます。
▶生理機能検査
・患者さんの身体を直接調べる検査です。
生理的反応や機能あるいは電気的信号を、グラフ化、画像化して調べます。
◎心電図検査
心筋梗塞や不整脈の診断に有効です。
また心臓の大きさや電気興奮の伝導異常などの推測も可能です。
◎肺機能検査
肺活量などの肺の機能を調べます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺年齢などがわかります。
◎血圧脈波検査
腕と脚の血圧を測定して、血管の硬さやつまり具合、動脈硬化の進行度を調べます。
◎超音波検査
超音波を直接身体に当てて、臓器や組織にぶつかってできる反射波を画像化することによって診断します。
★検査は、少しの痛みを伴ったり、結果が出るまで待ったりと
患者の皆様にはご不満もあるかと思われますが、正しい診断と
適切な治療のためにご協力お願いいたします。