こんにちは。事務管理部です。

10月17日（金）・18日（土）の2日間にかけて岡山県病院協会主催　経営管理研修会が岡山市内で開催されました。この研修会は毎年この時期に行われておりまして、県内病院の院長先生、事務長さん、看護部長さんなどその名の通り、病院経営に関わる方々約200名が一堂に会する大きな研修会です。

今年のテーマは「新たな地域包括医療に向けての挑戦」。

4月から診療報酬改定と消費税増税がスタートし、大きな転換の年であります。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる「2025年モデル」構築にむけた医療機関の機能分化が推し進められます。7対1入院基本料のふるい落とし、その受け皿としての地域包括ケア病床の拡大、在宅復帰機能強化加算を算定しない病院は生き残れない？等々、キビシーお話満載でした。

大病院は入院中心、中小病院は外来と在宅医療を中心の地域完結型の医療を展開することになります。

2025年問題。年間50万人のペースで高齢者が急増し、その年には3500万人に達すると推測されております。一方、それを支える生産年齢人口（15-64歳の人口）は減少を続けていきます。５０年後の２０６０年（平成７２年）には2.5人に1人が65歳以上となることが見込まれています。皆さん、50年後の自分は何歳ですか？

考えるだけでゾッとしますねー。恐ろしいですねー。自分の年金も子供・孫世代も心配になります。

 

そういう中、厚労省による病床機能報告が始まりました。

（1）????? 現在の医療機能(H26.7.1現在)

（2）????? 6年が経過した時点における医療機能の予定

（3）????? ２０２５年時点における医療機能の予定

等々、各病院（病床）を整理する？報告を11月上旬にはしなければなりません。

 

講演の一つに元スターバックスコーヒージャパン社長　岩田さんのお話がありました。ホスピタリティー（おもてなし）もさることながら、ビジョン（中長期戦略）・ミッション（使命）について熱く語られ、改めて組織また自分を見つめ直す時間を頂きました。

少子高齢化、診療報酬改定、消費税増税、戦力外通告、序盤好調も最終３位でＣＳ・甲子園で散る、下克上等、いやな言葉ばかりですが、生き残りをかけて今後この地域でビジョンを掲げ国定病院が持つ機能（医療介護事業、健診事業）を最大限に発揮していくにはどうすればいいのか？国定病院のミッションは？またスタッフ一人一人のミッションは何なのか？考えていきまション。

 

余談ですが岡山ＮＥＷイオン　12月5日グランドオープンです。

では次は師長室です。