京都では、7月に開催される祇園祭のお花です。
檜扇は、アヤメ科の植物で、扇を開いたような葉の姿が特徴です。
古代、檜扇は悪霊退散に用いられたことから、怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には特に“祭花”として檜扇が欠かせないものとされてきました。夏に橙色や黄色の花を咲かせるこの花は、お祭りの風物の一つとしてよく民家の軒先などに飾られていたそうです。
祇園では6/29~7/24の間、4期にわけて「~2018檜扇展示会~」が開催されました。
会期中、京都いけばな協会に所属する流派が、檜扇と祇園祭をテーマにした「いけばな」を展示します。