長引く大雨と新型コロナウイルスの感染拡大で、不安な日が続きますね。皆様、体調崩されてませんか?
今回は検査科の担当です。
世界中で流行している新型コロナウイルス感染症の検査について説明します。(テレビ等でご存じの方もおられるかと思いますが)
今感染しているかどうかを調べる検査として「PCR検査」と「抗原検査」があります。
「PCR検査」はウイルスの遺伝子を調べます。
「抗原検査」はウイルスに含まれる「特徴的なタンパク質」を調べる検査です。
検査には、鼻の奥の粘液をぬぐって検体を採取します(インフルエンザの検査の時と同じような感じです)。最近では、唾液でも検査可能となったようです。
それぞれの検査には短所・長所があり、「PCR検査」は、感度が高いが、結果がわかるまでに数時間かかります。一方「抗原検査」は、30分程度で結果がわかりますが、現時点では感度は低いと言われています。
「抗体検査」は、過去に感染していたかどうかを調べる検査です。
血液を採って、20分程度で結果がわかりますが、現時点では検査キットの精度のばらつきがあるといわれてます。
これらの検査は、どこの病院でも受けれるわけではないので、症状がある方は、まずは保健所等に相談してください。
新型コロナウイルス感染症については、解明されていないことがまだたくさんありますが、世界中で、診断のための検査や、治療薬、ワクチンの開発が進められています。
皆様、まずは「かからない」ように、「手洗い」「マスク」「3密をさける」を守って、コロナ禍を乗り越えましょう。