国定病院薬剤師のSです。2月4日(日)、笠岡市の干拓で行われたベイファームマラソンに参加してきました。
笠岡の干拓を走るというもので、マラソン歴20年の私ですが、コロナの間は大会に出場しておらず、
マラソンの大会に参加したのは5年ぶりです。
今回参加した大会は岡山マラソンなどと比べると参加者が少ない小規模な大会なので、
会場内は人が多くは賑やかではあるものの、少し走るとすぐに閑散とした道路へ出ます。
干拓の、広大な畑を眺めながらハーフマラソンの20㎞を走ってきました。
フルマラソンの42㎞ではなかったので気楽に考えていたのですが、
それでも4年ぶりのマラソンは少々しんどかったです。
まずい、もう息が上がり始めている。最近走っていなかったからなあ。
すぐに足が固まって、これは膝に来そうだなあ。と、このようなことを考えながら走ってきました。
先輩ランナーが言うには「苦しいときは遠くを見て、電柱の本数を数えながら走れ。」とのことだそうです。
私はこれに従い、遠い空を眺めながら走りました。
そうやって遠くを眺めながらしばらく走っていると家も畑も、
人間が作ったものは何一つ見えなくなり、青く澄んだ空だけが私の視界のすべてとなった。
久々のマラソンでかなりしんどかったですが、私はマラソン歴20年。
とにかく心の赴くままに、流れ落ちる汗も気にすることなく、ただひたすら走る。
それは20年にも渡り、わたしが何よりも愛した瞬間です。
この日も無事に、私自身が納得できるところまで走ることができ、
私は心地よい疲労感と達成感を賜り、「最高の瞬間」という褒美をもらうことができました。
↓当院職員Tさんも参加しておりました。